胃内視鏡検査

Gastroscopy

胃内視鏡検査|新小平駅から徒歩8分の内科・消化器内科 - さわだ内科クリニック

胃内視鏡検査(胃カメラ)とは

胃内視鏡検査

胃カメラ検査は、口や鼻から先端にカメラが搭載された内視鏡スコープを飲み込み、食道や胃・十二指腸を直接観察する検査です。胃カメラ検査では直接消化管内を観察する為、胃がん、胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎をはじめとした様々な消化器系の病気の診断する事が可能であり、必要に応じて組織をとって病理検査を提出する事が出来ます。胃カメラ検査にかかる検査時間は約5-10分程度であり、比較的短時間で消化管内の精密検査を行う事が出来ます。従来の胃カメラ検査ではツライ検査であると思われる事が多かったですが、当院では患者さんが安心して胃カメラ検査を受けて頂けるよう様々な配慮を施しております。

当院の胃内視鏡検査

1苦痛を抑えた胃カメラ検査

鼻からの胃カメラ検査を実施しています。従来の口からの胃カメラ検査では舌の付け根部分にスコープが触れる事で、嘔吐反射を引き起こしてしまいます。胃カメラ検査が「ツライ、苦しい検査」と思われている所以です。
鼻から内視鏡スコープを挿入する事で舌の付け根部分を触れる事なく消化管内にスコープが進んでいくので、嘔吐反射を引き起こしにくくなります。喉や身体に不要な力が入りにくくなるため、楽に検査を受けて頂けます。また鼻からのスコープを挿入する事で検査中にお話する事が可能となるので、検査中の安心感が高まります(鼻だけに麻酔をかけるので、検査中は医師や看護師とお話が出来ます)。

2鎮静薬を使用した苦痛の少ない胃カメラ検査

鼻からの胃カメラ検査でも嘔吐反射が強い患者さんに対しては、検査の苦痛を緩和させる為に、当院では鎮静薬を使用した「眠ったまま受けられる胃カメラ検査」を提供しています。鎮静薬の使用により眠くなり、喉や身体の力が抜ける事で、検査中の苦痛が軽減されます。
また、鎮静薬の使用は患者さん皆様にとってだけでなく、胃カメラ検査を実施する内視鏡医にとっても大きなメリットがあります。鎮静薬の使用により喉や身体の力が抜ける事で、内視鏡スコープの挿入や消化管の観察自体をスムーズに行う事が出来るため、検査の品質向上にも繋がります。

3感染症に配慮した安心できる胃カメラ検査

胃カメラ検査時に使用している処置具は学会が定めているガイドラインに沿った消毒衛生管理を実施していますので、ご安心して検査を受診して頂けます。

逆流性食道炎

胃酸が食道内に逆流することで、食道内が炎症を起こす疾患です。よく診られる症状として「胸焼け」「胃もたれ」「口が苦い感じ」「喉の違和感」などがあります。多くの場合は薬物療法で改善します。

食道がん

食道に発症するがんで、「喉がしみる感じ」「喉のつかえ感」などの症状がよく診られます。飲酒や喫煙の習慣がある方ではリスクが高くなります。咽頭や喉頭などの耳鼻科領域にがんがある方では食道にも重複してがんが出来る可能性があります。また欧米で多いタイプの食道がん(バレット食道がん)では胃酸の逆流などの炎症が原因となる事もあります。早期の食道がんの状態で発見できると内視鏡での治療も可能となります。

萎縮性胃炎

主にピロリ菌感染により引き起こされる慢性胃炎です。ピロリ菌は幼少期に感染することが多く、徐々に胃炎の範囲が広がり、胃がんや潰瘍のリスクとなります。

胃潰瘍

胃痛を伴う事が多いですが、その他の症状として「胃もたれ」「吐き気」などの症状を引き起こす事もあります。治療が遅れると出血が続く事で貧血を招く事もあり、稀に胃に穴があく事もあります。潰瘍から出血した場合には黒色便がみられます。ピロリ菌感染や、痛み止めなどの薬剤が原因となります。多くの場合は薬物療法で改善します。

胃がん

胃に発症するがんで、欧米と比較し日本で多い傾向があります。一般的な胃がんは、ピロリ菌の感染による萎縮性胃炎を経て発症します。進行すると胃痛や食欲不振、体重減少、貧血などの症状が現れますが、早期には自覚症状がない方が多く、病変を診断するには内視鏡で丁寧に観察する必要があります。早期に発見出来た場合は内視鏡治療が可能となるため、定期的に胃カメラ検査を行うことが大切です。

十二指腸潰瘍

空腹時の胃痛が特徴的です。治療が遅れると出血が続き貧血を招く事もあります。潰瘍から出血した場合には黒色便がみられますが、大量に出血した場合は暗赤色便がみられる事もあります。出血した場合には胃潰瘍よりも止血が困難となる場合があります。また、十二指腸は比較的薄い膜で覆われており穴が開きやすいので注意が必要です。ピロリ菌感染や痛み止めなどの薬剤が原因となります。多くの場合は薬物療法で改善します。

胃内視鏡検査の流れ

1.検査予約
胃内視鏡検査をご希望の場合は、事前に外来を受診していただきます。医師による診察ののち予約します。
服用中のお薬を確認させていただきます。
2.検査前日
夕食は21時までに済ませてください。お水、お茶、スポーツドリンクは夜間も摂取可能です。
3.検査当日
  • 常用している薬は検査予約時の指示通り服用してください。
  • 糖尿病の方は検査当日の朝の薬は服用しないでください。
  • お水、お茶、スポーツドリンクは摂取可能です。
4.検査
必要に応じ、検査着に着替えストレッチャーに横になっていただきます。
鎮静剤を注射しリラックスした状態で検査を行います(鎮静剤を希望しない場合は注射しません)。
※検査時間:約10分
5.検査後
検査終了後はリカバリールームで休んでいただき、医師より検査結果の説明があります(鎮静剤を使用しない場合はリカバリールームで休む必要はありません)。
鎮静剤を使用した場合は検査後当日の自転車・バイク・車の運転はできませんのでご注意ください。

胃内視鏡検査の費用

1割負担 3割負担
胃カメラ検査(観察のみ) ¥2,000前後 ¥6,000前後
胃カメラ検査+病理組織検査 ¥3,000-4,000前後 ¥9,000-12,000前後

※費用はあくまで目安の金額です。

※初診料・再診料は別となります。