睡眠時無呼吸症候群

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睡眠時無呼吸症候群|新小平駅から徒歩8分の内科・消化器内科 -
さわだ内科クリニック

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群には中枢性睡眠時無呼吸症候群と閉塞性睡眠時無呼吸症候群に分類されます。最も多くみられるのは閉塞性睡眠時無呼吸症候群で扁桃肥大、小顎症、肥満、加齢などが原因となります。成人の場合、1時間に5回以上の睡眠時無呼吸低呼吸があり、日中に強い眠気や集中力低下などの症状があると診断されます。
診断にはまず問診にて自覚症状を確認し、その後自宅で行う簡易検査を行います。簡易検査の後、さらに睡眠状態や呼吸状態をより詳しく検査する必要がある場合はPSG(ポリソムノグラフィー)という検査をします。
主な治療には、CPAP(シーパップ=Continuous Positive Airway Pressure、持続陽圧呼吸)という治療器械をもちいる方法、マウスピースを夜間装着する方法と、のどを広げる手術などがあります。この病気は、日中の眠気、熟睡感のなさなどの症状がでる他、高血圧症や心臓病や脳血管疾患が高率に合併するのでできるだけ早く診断し、治療を始める必要があります。

主な症状

寝ているとき
いびきをかく、呼吸が止まる・むせる、息苦しさを感じる、息苦しくて目が覚める(トイレに起きる) 、寝相が悪い、寝汗をよくかく
起きたとき
頭が痛い、口が乾いている、いくら寝ても疲れが取れない、熟睡感がない、体が重く感じる、起床時にスッキリしない
日中の起きているとき
日中の強い眠気、だるさや倦怠感、集中力の低下、記憶力が低下してきた、いつも疲れている、居眠りで交通事故を起こしかけたことがある

治療方法

CPAP療法(シーパップ)

寝ている間の無呼吸を防ぐために気道に陽圧をかけて気道の閉塞を防ぐ治療方法です。CPAP装置からエアチューブを伝い、鼻に装着したマスクから気道へと空気が送り込まれます。
CPAP療法を適切に行うことで、睡眠中の無呼吸やいびきが減少し、眠気の改善や、血圧を下げる効果、生命予後の改善が期待されます。

マウスピース療法

軽症な方やCPAPが受け入れられない方に適した治療方法です。
睡眠時に、マウスピース(スリープスプリント)を装着し、下あごを上あごよりも前方に出すように固定させることで上気道を広く保ち、いびきや無呼吸の発生を防ぎます。

外科的治療

扁桃、アデノイド除去手術は小児に行われることが多いです。
口蓋垂軟口蓋咽頭形成術は閉塞や狭窄部位が咽頭に限定される場合は有効なことがあります。

初診の流れ

一般的な流れをご紹介いたします。

1.受付・問診票の記入
来院されましたら受付に保険証や診療情報提供書(持参された方のみ)をご提示ください。問診票をお渡ししますのでご記入頂き、終わりましたら受付スタッフにお渡しください。
2.診察・検査
問診票でお伺いした事をもとに、医師が診察を行います。診察にて睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は必要な検査を行っていきます。
3.睡眠検査のご説明
実際の睡眠状態を把握するためにご自宅で行う簡易検査(携帯用睡眠時無呼吸検査装置)を行います。専門業者により装着の仕方、正しく検査を行うための注意点の説明、次回の検査結果説明までの日程調整を行います。
4.費用について
当院は原則保険診療にて治療を進めていく保険医療機関です。
5.次回の外来の流れ
自宅での睡眠検査を行った後、その結果説明のための外来を行います。その結果によって、治療を開始出来るか、更なる精密検査(PSG)を行うのかをご相談の上決定することとなります。